医療保険

医療保険に入ってない割合は?保険の加入率や加入が必要な人を解説

医療保険に入ってない人の割合は?

医療保険には多くの人が加入していますが、未加入の人も一定数存在します。日本は公的医療制度が充実しているため、治療費は貯蓄で賄えると考える人や、健康に不安がなく、必要性を感じない人もいるでしょう。

ここでは、医療保険やがん保険、特定疾病保険の加入率や入ってない人の割合を年齢や年収別にみていきましょう。

医療保険の加入率

生命保険文化センターの「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、2人以上世帯における民間の生命保険(民保)の世帯加入率(個人年金保険を含む)は79.9%です。

民保加入世帯(かんぽ生命を除く)では、医療保険・医療特約の世帯加入率は95.1%と高く、前回(2021年)の93.6%を上回っています。世帯員別にみると、世帯主は90.0%、配偶者は69.8%です。

なお、単身世帯で民保加入者(かんぽ生命を除く)における医療保険・医療特約の加入率は、全体で67.2%(男性63.1%、女性71.7%)となっています。

ここからは、2人以上世帯における世帯主の年齢別・世帯年収別の加入率をみていきましょう。

年齢別加入率

民保加入世帯における、医療保険・医療特約の世帯主年齢別加入率は、以下のとおりです。

世帯主の年齢

加入率

29歳以下

100%

30~34歳

96.9%

35~39歳

96.5%

40~44歳

94.3%

45~49歳

97.0%

50~54歳

95.8%

55~59歳

97.5%

60~64歳

94.1%

65~69歳

96.6%

70~74歳

93.0%

75~79歳

93.1%

80~84歳

86.3%

85~89歳

82.8%

90歳以上

80.0%

世帯主の場合、70代までは90%を超えており、高い加入率を示しています。

年収別加入率

民保加入世帯における、医療保険・医療特約の年収別加入率は、以下のとおりです。

世帯年収

加入率

200万円未満

94.4%

200〜300万円未満

91.2%

300〜400万円未満

95.0%

400〜500万円未満

94.1%

500〜600万円未満

95.3%

600〜700万円未満

96.2%

700〜1,000万円未満

96.1%

1,000万円以上

95.8%

年収ごとに変動はあるものの、いずれの所得層でも加入率は90%を超えており、医療保険に未加入の人は少数派であることがわかります。

医療保険以外の関連保険の加入率

医療保険だけでなく、がん保険や特定疾病保険など、病気に備える保険も注目されています。日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性で63.3%、女性で50.8%と高く、2人に1人が一生のうちにがんに罹患する可能性があるとされています。

がんや心筋梗塞・脳卒中などの特定疾病は、入院費や手術費が高額になることが多く、治療も長期化しやすい傾向があります。そのため、医療保険に加えて、がん保険や特定疾病保険で備える人も増えています。

ここでは、がん保険・特定疾病保険、それぞれの加入率をみていきましょう。

がん保険の加入率

民保加入世帯におけるがん保険・がん特約の世帯加入率は68.2%で、世帯員別にみると、世帯主は60.7%、配偶者は46.5%となっています。いずれも、前回(2021年)の調査から上昇しています。

また、単身世帯では全体で39.1%(男性38.1%、女性40.3%)という結果になっており、2人以上世帯と比べると加入率は低めです。

2人以上世帯の世帯主の年齢別加入率は、以下のとおりです。

世帯主の年齢

加入率

29歳以下

60.9%

30~34歳

66.9%

35~39歳

66.3%

40~44歳

70.9%

45~49歳

70.8%

50~54歳

73.2%

55~59歳

75.2%

60~64歳

72.5%

65~69歳

69.4%

70~74歳

61.4%

75~79歳

61.4%

80~84歳

51.0%

85~89歳

34.5%

90歳以上

50.0%

40代から60代で加入率が高い傾向がみられ、約7割の世帯主が加入しているという結果です。

がん保険・がん特約の年収別加入率は、以下のとおりです。

世帯年収

加入率

200万円未満

56.0%

200〜300万円未満

55.6%

300〜400万円未満

65.0%

400〜500万円未満

66.0%

500〜600万円未満

65.5%

600〜700万円未満

68.5%

700〜1,000万円未満

74.1%

1,000万円以上

75.0%

いずれの年収層でも5割以上が加入しているという結果であり、がんへの備えに対する意識の高さがうかがえます。 

特定疾病保険の加入率

民保加入世帯における特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の世帯加入率は50.4%で、世帯員別にみると、世帯主は45.7%、配偶者は30.4%となっています。いずれも、前回(2021年)の調査からポイントが上昇しています。

単身世帯では、全体で18.5%(男性21.7%、女性14.9%)となっており、医療保険やがん保険と比べると加入率は低めです。

2人以上世帯の世帯年齢別の特定疾病保険の加入率は、以下のとおりです。

世帯主の年齢

加入率

29歳以下

48.4%

30~34歳

55.9%

35~39歳

57.5%

40~44歳

54.8%

45~49歳

57.2%

50~54歳

64.3%

55~59歳

60.1%

60~64歳

48.1%

65~69歳

46.1%

70~74歳

35.4%

75~79歳

30.2%

80~84歳

21.6%

85~89歳

27.6%

90歳以上

40.0%

50〜54歳をピークに、30代〜50代で加入率が高い傾向にあります。

年収別の加入率は、以下のとおりです。

世帯年収

加入率

200万円未満

29.6%

200〜300万円未満

31.9%

300〜400万円未満

42.1%

400〜500万円未満

48.2%

500〜600万円未満

48.7%

600〜700万円未満

55.8%

700〜1,000万円未満

57.3%

1,000万円以上

62.7%

年収が高くなるほど加入率も上昇しており、収入に応じて重い疾病への備えを厚くする傾向がみられます。

保険の加入率は保険の種類や年齢などによって異なりますが、自身の備えたいリスクに合わせた保険選びが重要です。保険選びに迷ったら「auマネープラン相談」にご相談ください。ファイナンシャルプランナーが無料で保険選びをサポートします。

参考:国立がん研究センター「最新がん統計」
参考:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」

医療保険に加入する理由

医療保険に加入する主な理由は、病気やケガといった突然のリスクに備え、公的医療保険だけではカバーしきれない自己負担分を補うためです。

ここでは、医療保険に加入する主な目的について解説します。

病気やケガのリスクに備える

多くの人が医療保険に加入するのは、病気やケガのリスクに備えるためです。

病気やケガは誰にでも起こり得るもので、いつ発生するか予測できません。医療保険に加入しておくことで、入院や手術時にかかる医療費を軽減でき、家計への負担を抑えながら適切な治療を受けることが可能です。

給付金を受け取ることで、収入の減少や生活費の不足にも対応でき、治療に専念できるでしょう。特に家族を扶養している人や貯蓄が十分でない世帯にとって、医療保険は経済的なセーフティネットとしての役割を果たします。

公的医療保険だけでは賄いきれない経済的負担をカバーする

日本の公的医療保険は自己負担を抑える制度ですが、差額ベッド代や先進医療の技術料、通院時の交通費や生活費など、すべてをカバーできるわけではありません。

入院や手術が重なると、自己負担分や付随費用が膨らみ、家計に大きな影響を与える場合があります。医療保険の役割は、これらの費用を補てんし、経済的負担を軽減することです。

経済的な理由で治療の選択肢が制限されないようにするためにも、医療保険の加入は有効といえるでしょう。

医療保険にはさまざまな種類があり、「どれが自分に合っているかわからない」という方も多いでしょう。そんなときは、無料で相談できる「auマネープラン相談」の活用がおすすめです。保険のプロがお客さまの希望やライフスタイルに合わせて、最適な商品を提案します。

医療保険に入っていないために後悔しやすいケース

医療保険は、誰にとっても必須というわけではありません。しかし、突然の入院や手術といった予期せぬ出来事が起こると、加入していなかったことを後悔する場合もあるでしょう。

ここでは、医療保険に未加入だったことで後悔しやすい典型的なケースについて紹介します。

想定外の支出が発生した

医療保険に加入していない場合、突然の入院や手術によって高額な医療費が発生すると、貯蓄だけでは対応しきれず、家計が大きく圧迫されるケースがあります。

特に短期間でまとまった支払いが必要になると、生活費や教育費などとのやりくりが難しくなり、将来のために蓄えていた貯蓄を取り崩さざるを得ない状況に陥ることもあるでしょう。

急な出費に備えていなかったことで、家計の見通しが一気に崩れ、「保険に入っておけばよかった」と感じる人も少なくありません。

特に、子育て世帯では医療費以外にも固定費や生活費の負担が大きく、医療保険に加入していないことで家計の安定が揺らぎやすくなります。医療保険の必要性を強く実感するケースも多いでしょう。

入院や治療が長期化した

病気やケガによる入院や治療が長期化すると、医療費の自己負担分に加え、仕事を休むことによる収入減少の影響も無視できません。

また、医療保険に未加入の場合、公的医療保険で一定の負担軽減はあるものの、自己負担分や差額ベッド代、先進医療費などは自己資金で賄う必要があります。

その結果、貯蓄を大きく取り崩すことになり、家計に余裕がなくなる可能性があります。さらに、通院にかかる交通費や付き添いの負担など、想定していなかった出費が重なることも少なくありません。

経済的な不安から治療期間や治療方法の選択に制限が生じることで、生活の質や精神的な安心感に影響を及ぼすこともあります。

長期にわたる療養生活の中で、金銭面の心配が大きなストレスとなり、あとから「医療保険に入っておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。

医療保険の加入が難しくなった

病気やケガを経験したあとでは、医療保険への新規加入が難しくなる場合があります。既往症があることで加入を断られたり、特定の病気が保障対象外となる条件付き契約しか選べなかったりするかもしれません。

その結果、十分な保障を確保できず、「健康なうちに加入しておけばよかった」と後悔する人も少なくありません。体調に不安を感じ始めている人や、過去に入院や治療の経験がある人は、加入のタイミングが遅れることで選択肢が大きく制限されるリスクがあります。

医療保険に未加入のままでいると、いざ保障が必要になったときに加入できない可能性があることも、後悔につながる大きな要因といえるでしょう。

医療保険の必要性を感じたら、まずは「auマネープラン相談」にご相談ください。ファイナンシャルプランナーがお客さまの状況をお伺いし、適した保険についてアドバイスいたします。

医療保険の加入がおすすめな人

医療保険は全員に必須というわけではないものの、生活環境やリスクによっては、加入を検討したほうがよい人がいます。医療保険を必要とする人にとっては、将来の医療費負担や生活費の減少に備え、安心を得られるでしょう。

医療保険の加入が特におすすめな人を紹介します。

貯蓄が十分でない人

貯蓄だけで高額な医療費に対応する余裕がない場合、医療保険は有効な備えとなります。入院や手術の費用を少ない負担で補てんできるため、家計への影響を抑えながら、安心して治療に専念できます。

さらに、突発的な医療費や生活費の支出による貯蓄の取り崩しを防ぐことで、将来の経済的リスクの軽減にもつながるでしょう。特に、家族のいる世帯では、急な医療費負担が家族の生活や教育費に影響するリスクを軽減できる点も大きなメリットです。

健康に不安がある人

持病がある人や健康面に不安がある場合、将来的に医療費の負担が増える可能性があります。病気への不安を抱えたまま生活することはストレスになりますが、医療保険に早めに加入しておくことで、心の余裕を保ちやすくなります。

また、健康状態によってはあとから加入が難しくなることもあるため、元気なうちに保障を確保しておくことが、安心して生活するための備えにつながるでしょう。定期的な通院や投薬が必要になる場合にも、保険があれば経済的な不安を減らして治療に専念できる環境が整います。

治療の選択肢を増やしたい人

費用面での不安があると、治療方法の選択肢が狭まる可能性があります。医療保険に加入しておくことで、自己負担分や予想外の出費に備えることができ、経済的な余裕を持って治療に向き合えるようになります。

その結果、先進医療や最新の治療法なども含め、医師と相談しながら幅広い選択肢を検討しやすくなるでしょう。

これにより、納得のいく治療を受けやすくなり、治療効果の向上や生活の質の維持にもつながります。また、治療期間中の通院費や入院時の生活費などの負担も軽減でき、精神的な安心感を得られる点もメリットです。

個人事業主・フリーランスの人

個人事業主やフリーランスは、病気やケガで働けなくなると収入が途絶えやすく、家計のリスクが大きくなります。

医療保険に加入しておくことで、入院費や手術費の負担を抑えながら治療に専念できるだけでなく、働けない期間の経済的負担を軽減し、事業の継続に影響が及ぶリスクも抑えやすくなります。

特に、収入が安定しない場合や事業の運転資金が限られている場合には、医療保険は経済的な支えとなり、万一の場合にも生活や事業を守る役割を果たします。

医療保険の必要性を感じ、加入を検討している方には、無料で何度でも相談できる「auマネープラン相談」がおすすめです。ファイナンシャルプランナーが、お客さまの希望にあわせて最適な選択肢を提案します。

医療保険に入ってないことを後悔しないよう必要な備えを確認しよう

医療保険の加入率は世帯構成や年齢などによって異なりますが、入ってない割合は少ない傾向にあります。多くの人が病気やケガなどのリスクに備え、高額になりがちな医療費への保障を確保している状況です。

医療保険に加入していない場合、想定外の支出や長期治療による収入減のリスクもあります。特に貯蓄が十分でない人や健康に不安がある人などは、早めに医療保険を検討することで経済的な安心を得られるでしょう。

ライフスタイルに合わせて必要性を判断し、適切な保障を備えてください。自分に合った医療保険を選びたい方に向けて、「auマネープラン相談」がサポートしています。

ファイナンシャルプランナーがお客さまのご都合の良い場所まで伺い、無料で何度でも相談できます。安心できる備えを確保するため、ぜひご活用ください。

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